絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
どっち?
公恵と放課後の約束をして席に戻ると、彩美が頬を膨らませて待っていた。
「随分と楽しそうだったね」
「え? そう?」
「朱里が正木さんと趣味が合うなんて知らなかった……」
そう言い、うつむく彩美。
「ごめんごめん。ちょっと興味があっただけだよ」
あたしはそう言い、彩美の背中をトントンと叩く。
「それよりさ、放課後公恵と一緒に遊ぶことになったんだけど、彩美も一緒にどう?」
「正木さんと?」
彩美がけげんそうな表情を浮かべる。
今まで一度も一緒に遊んだ事がない相手なんだから、警戒しても当然だ。
「話して見ると、結構楽しい子だよ?」
「そうかもしれないけど……」
彩美はジロッと公恵を見た。
公恵は上機嫌のまま、さっきの雑誌の続きを見ている。
「ま、朱里が言うなら行ってもいいよ?」
小さく息を吐き出して彩美は言う。
「じゃ、決まりね!」
放課後3人で今朝のファミレスに向かう。
その時に合流しよう。
あたしは自分の膝の上でスマホをいじり、そんなメッセージを優也さんに送ったのだった。
「随分と楽しそうだったね」
「え? そう?」
「朱里が正木さんと趣味が合うなんて知らなかった……」
そう言い、うつむく彩美。
「ごめんごめん。ちょっと興味があっただけだよ」
あたしはそう言い、彩美の背中をトントンと叩く。
「それよりさ、放課後公恵と一緒に遊ぶことになったんだけど、彩美も一緒にどう?」
「正木さんと?」
彩美がけげんそうな表情を浮かべる。
今まで一度も一緒に遊んだ事がない相手なんだから、警戒しても当然だ。
「話して見ると、結構楽しい子だよ?」
「そうかもしれないけど……」
彩美はジロッと公恵を見た。
公恵は上機嫌のまま、さっきの雑誌の続きを見ている。
「ま、朱里が言うなら行ってもいいよ?」
小さく息を吐き出して彩美は言う。
「じゃ、決まりね!」
放課後3人で今朝のファミレスに向かう。
その時に合流しよう。
あたしは自分の膝の上でスマホをいじり、そんなメッセージを優也さんに送ったのだった。