絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
☆☆☆
それから放課後まで、あたしは公恵の行動を見ていた。
体育の授業では仮病を使ってサボり、昼休みには大人しいクラスメートの男子にジュースを買わせていた。
このくらいの光景ならどの学校でもあるかもしれないが、時折荒い言葉で相手をののしる姿は見ていても気分が悪くなる。
公恵のそういう姿を見ればみるほど、あたしは嬉しくなった。
公恵はこんな子なんだ。
こんなに悪い子なんだ。
だから奴隷に相応しい。
レッテルだって、いつ下位まで落ちてもおかしくないんじゃないか?
そうなれば、公恵は《奴隷部屋》に行く事になる。
その前にあたしと優也さんの代わりに奴隷になってもらったって、問題ないはずだ。
そんな気持ちになってくる。
そして、待ちに待った放課後が来た。
チャイムが鳴り、みんな一斉に教室を出て行く。
それから放課後まで、あたしは公恵の行動を見ていた。
体育の授業では仮病を使ってサボり、昼休みには大人しいクラスメートの男子にジュースを買わせていた。
このくらいの光景ならどの学校でもあるかもしれないが、時折荒い言葉で相手をののしる姿は見ていても気分が悪くなる。
公恵のそういう姿を見ればみるほど、あたしは嬉しくなった。
公恵はこんな子なんだ。
こんなに悪い子なんだ。
だから奴隷に相応しい。
レッテルだって、いつ下位まで落ちてもおかしくないんじゃないか?
そうなれば、公恵は《奴隷部屋》に行く事になる。
その前にあたしと優也さんの代わりに奴隷になってもらったって、問題ないはずだ。
そんな気持ちになってくる。
そして、待ちに待った放課後が来た。
チャイムが鳴り、みんな一斉に教室を出て行く。