絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
☆☆☆
ファミレスへ到着するとあたしたちは4人席に通され、それぞれスイーツを頼んだ。
彩美と公恵の2人はあまり会話をしていないけれど、あたしが中に入る事で会話も弾んでいる。
この調子なら大丈夫そうだ。
通路側の入り口側があたし。
その隣が公恵。
あたしの前の席に彩美が座っている。
1つ、席が開いている状態だ。
そう思っていた時、入口の方から「いらっしゃいませ」と客へ向けて言う店員さんの声が聞こえて来た。
あたしはケーキを口に運びながら、チラリと入り口へ視線を向けた。
そこには優也さんが立っていて、あたしと目が合うと小さく頷いた。
あたしも小さく頷き、スイーツへと視線を戻す。
「あ~、このプリンすごくおいしい! お代わりしちゃおうかなぁ~」
公恵がそう言った時、優也さんが「あれ? 朱里ちゃん?」と、声をかけて来た。
あたしは初めて優也さんの姿に気が付いた様子を装い目を丸くする。
「優也君!」
優也さんの君付けで呼ぶのは少しドキドキしたけれど、どうにか自然に優也君と呼ぶ事もできた。
「偶然だね。学校帰り?」
ニコッと微笑み近づいてくる。
「うん、優也君は?」
ファミレスへ到着するとあたしたちは4人席に通され、それぞれスイーツを頼んだ。
彩美と公恵の2人はあまり会話をしていないけれど、あたしが中に入る事で会話も弾んでいる。
この調子なら大丈夫そうだ。
通路側の入り口側があたし。
その隣が公恵。
あたしの前の席に彩美が座っている。
1つ、席が開いている状態だ。
そう思っていた時、入口の方から「いらっしゃいませ」と客へ向けて言う店員さんの声が聞こえて来た。
あたしはケーキを口に運びながら、チラリと入り口へ視線を向けた。
そこには優也さんが立っていて、あたしと目が合うと小さく頷いた。
あたしも小さく頷き、スイーツへと視線を戻す。
「あ~、このプリンすごくおいしい! お代わりしちゃおうかなぁ~」
公恵がそう言った時、優也さんが「あれ? 朱里ちゃん?」と、声をかけて来た。
あたしは初めて優也さんの姿に気が付いた様子を装い目を丸くする。
「優也君!」
優也さんの君付けで呼ぶのは少しドキドキしたけれど、どうにか自然に優也君と呼ぶ事もできた。
「偶然だね。学校帰り?」
ニコッと微笑み近づいてくる。
「うん、優也君は?」