絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
残り1人
結局、その後もあたしは彩美にチケットを渡す事はできなかった。
どうしても激しい罪悪感が胸の奥からあふれ出して、彩美用のチケットをカバンから出す事ができないのだ。
その代わり、あたしは1人のクラスメートに目を付けていた。
女子の中では一番大人しくて目立たない子。
だけどすごく綺麗で、噂では何人もの男と付き合っては貢がせているという事だった。
目立たないだけで外では何をしているのかわからない。
クラスからも浮いた存在。
昼休みに入り教室を出た彼女を追ってあたしは席を立った。
「ごめん彩美、今日はお弁当を忘れてきちゃったから、食堂で食べてくるね」
彩美に一言そう言い、教室を出る。
彼女の名前は松田咲枝(マツダ サキエ)。
長い髪は腰の近くまであって、少しだけ染めている。
本当ならくくらなければいけない長さをとっくに超えているというのに、松田さんはその髪をくくったことがなかった。
どうしても激しい罪悪感が胸の奥からあふれ出して、彩美用のチケットをカバンから出す事ができないのだ。
その代わり、あたしは1人のクラスメートに目を付けていた。
女子の中では一番大人しくて目立たない子。
だけどすごく綺麗で、噂では何人もの男と付き合っては貢がせているという事だった。
目立たないだけで外では何をしているのかわからない。
クラスからも浮いた存在。
昼休みに入り教室を出た彼女を追ってあたしは席を立った。
「ごめん彩美、今日はお弁当を忘れてきちゃったから、食堂で食べてくるね」
彩美に一言そう言い、教室を出る。
彼女の名前は松田咲枝(マツダ サキエ)。
長い髪は腰の近くまであって、少しだけ染めている。
本当ならくくらなければいけない長さをとっくに超えているというのに、松田さんはその髪をくくったことがなかった。