絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
こうして彩美に課題を写させてもらう事を、何度経験してきただろう。
勉強もできなくて忘れ物ばかりのあたしを、彩美はいつでも助けてくれていた。
あたしは彩美のノートを書き写しながら、胸の奥が締め付けられるような感覚だった。
彩美の丸っこくて可愛い文字に何度助けられてきたんだろう。
これから先もずっと彩美と一緒に高校生活を楽しんでいきたい。
恋愛相談とか、勉強の相談とか、2人でショッピングなんかも。
いっぱいいっぱいやりたいことが溢れている。
「ねぇ、彩美……」
ノートを書き写しながらあたしはそう言った。
「なに?」
「もしあたしが、翔吾みたいに突然いなくなったらどうする?」
「え……?」
彩美が目を見開いてあたしを見る。
「突然何を言いだすの?」
「真面目に答えて」
あたしはシャーペンを置いて彩美をまっすぐに見つめた。
その視線に彩美はとまどったように空中へと視線をそらせた。
勉強もできなくて忘れ物ばかりのあたしを、彩美はいつでも助けてくれていた。
あたしは彩美のノートを書き写しながら、胸の奥が締め付けられるような感覚だった。
彩美の丸っこくて可愛い文字に何度助けられてきたんだろう。
これから先もずっと彩美と一緒に高校生活を楽しんでいきたい。
恋愛相談とか、勉強の相談とか、2人でショッピングなんかも。
いっぱいいっぱいやりたいことが溢れている。
「ねぇ、彩美……」
ノートを書き写しながらあたしはそう言った。
「なに?」
「もしあたしが、翔吾みたいに突然いなくなったらどうする?」
「え……?」
彩美が目を見開いてあたしを見る。
「突然何を言いだすの?」
「真面目に答えて」
あたしはシャーペンを置いて彩美をまっすぐに見つめた。
その視線に彩美はとまどったように空中へと視線をそらせた。