絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
友人が首輪なんてつけていると言う事自体に驚いている様子だ。
「なに……それ……」
「《mother》でつけられた首輪だよ。これは電流が流れる仕組みになっていて、脱出するまでの間に何人も死んでいった」
「何人も死んだとか、そんなの全然笑えないよ!?」
彩美があたしから少し離れて声を荒げた。
「あたし、笑ってなんかないよ?」
「……本気……なの?」
彩美の言葉にあたしは頷く。
彩美は手の中のチケットを見下ろした。
「そのチケットを持ってその日付と時間通りに《mother》へ行くと、あたしの代わりに彩美が矯正施設に入る」
「そ……んな……」
彩美の手が小刻みに震えているのがわかった。
「なに……それ……」
「《mother》でつけられた首輪だよ。これは電流が流れる仕組みになっていて、脱出するまでの間に何人も死んでいった」
「何人も死んだとか、そんなの全然笑えないよ!?」
彩美があたしから少し離れて声を荒げた。
「あたし、笑ってなんかないよ?」
「……本気……なの?」
彩美の言葉にあたしは頷く。
彩美は手の中のチケットを見下ろした。
「そのチケットを持ってその日付と時間通りに《mother》へ行くと、あたしの代わりに彩美が矯正施設に入る」
「そ……んな……」
彩美の手が小刻みに震えているのがわかった。