ダントツ!!16番人気の翔馬くん
『でっ、如月は、なんで有間に帰ってきて欲しくないんだ?』


へっ?


あたしはヒクヒクとしゃくりあげながら顔を上げた。


すると目の前には、にっこりと優しい笑顔を浮かべる先生がいて…


『先生ぇ~』


『ん?』


あたしは思いっきり先生に抱きついた。


そして先生を見上げながら、


『昼休み…』


『うん。』


『翔馬くんと…ヒクっ…』


『うん。』


『野菜スティック…』


『うん。』


『食べる約束したんです…』


『はぁ?』


涙声のまま呟いた。

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