ダントツ!!16番人気の翔馬くん
『あっ、ゴメン…、今の聞いてなかった。なに…?』


“へっ?”


『だから…』


“もういいっ!!”


ブチっ!!ツーツーツー…


あっ…


俺はケータイを耳に当てたままポカンと口をあけた。


そして開いたままの状態のそれをソファーの上に放り投げると、頭をガシガシと掻いた。

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