距離感
僕は止みそうで止まない雨をぼんやりと見ていた。


学校へと続く道の、その上の空はもう明るくなってきている。


もうしばらくすれば雨も止むことだろう。


クラスメートは腹を空かせていると思うが、雨だから仕方がない。


僕はその場で雨が止むのを待つことにした。
< 11 / 17 >

この作品をシェア

pagetop