距離感
それからは2人、無言でパピコを食べ続けた。


僕は彼女の夏服が、雨に濡れて透けているのが気になってドキドキしていたし、彼女の方からも話しかけてくることはなかった。


何度か彼女がこちらの表情を伺ってるのがわかったが、やはり僕は彼女の、肌にピタリと張り付いてしまったブラウスが気になって、彼女の方を見ることが出来なかった。
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