シュールな関係
「じゃ 私の番だね
大和のお父さんの仕事って?」
50万+カードの小遣いなんて
異常でしょ?
それともバイトしてるのかしら?
いやいや50万稼げるバイトってヤバいでしょ?
でも大和ならあり得る!
「え~~~っと、仕事…は
ちょっと考えさせてくれ・・・」
そう言っておもむろに私の
肩に頭を寄せて身体を預けてきた。
「・・・大和?」
「・・・うん 大丈夫―――
仕事…だったよ…なぁ?
1分で考える――――― 一分で…」
もしかして
もしかして
この状態って・・・?
落ちる寸前ってヤツかしら?
うん
いいよ いいよ
1分どころかこのまま寝ちゃって!
あなたがちゃ~んと向こうの
世界に行くの見送るから!!
それにしても顔に出ない人って
いきなり来るから驚くじゃない。
正直私もギリギリだったから安心したわ。
ふぅ…と安堵のため息をつく。
暫くしてもたれかかる大和の身体を
テーブルにうつ伏せになるようにそっとを置いた。
ゆっくりと顔を覗き込む
一定のリズムでスースーと気持ちよく寝息が聞こえる。