シュールな関係
一磨が迎えに来た時、俺は爆眠してて叩き起こされた。
「俺、デート中だったんだけど?
女をほったらかして迎えに来てやったというのに
お前は 女とイチャつてたのか!?」 って
言われて意味不明だった。
酔って潰れてしまい、その話を聞いたのは目をさましてから。
二日酔いに熱いシャワーを浴びようと洗面所に行くと
鏡に映るおれの俺の頬に薄くピンクの口紅が付いてるじゃねぇか!?
それって奈緒か付けてた色!?
あいつしかいねぇよな?
じゃあ あいつが俺に・・・
キスしたんだよな?
いつキスなんかしたんだ?
覚えてないってことは、俺が寝てからだな
くくくっ
ほんとあいつ俺の前では素直じゃなくツンデレな奴だなぁ
ちょっとマジでニヤついた俺がいた。
数日後の夜、一磨がセッティイングした飲みに参加させられることなった。
一磨から『イケた女をつれて『ブランドール』に至急来てくれ》 と連絡が入った。
予定の時間でもなければ場所も違う。
上擦んだ感情の入った声だけに何か一磨がゲーム始めたことは直感出来た。
だが誤算だったのは
俺もまさかそこに奈緒がいてるとは思いもしなかったことだ。