シュールな関係
それで・・・

会長がいきなり家に

来るなんでどういうこと?




『お義父さん』って呼んでもいいって

言ってるくらいだから本当に気に入られたの?





一人で来ていることは一之瀬さんは知っているのかしら?





小さな食卓テーブルで向かい合って座りがらコーヒーを

飲む手も止め私の頭では疑問が回る。





「奈緒さん 急にお邪魔してすまないね」



「いえ 正直驚きましたけど」


今もまだビックリですが…



「先日は色々と失礼をして申し訳ありませんでした


今日はわざわざこんな

古いアパートにまで来て頂いて申し訳ありません」



自分から招いてはいないけど

すごく恐縮な気分になり誤ってしまう。




「雅也が気に入っている君が

どんな生活をしているか見たかったからね  



私も昔はこんなアパートからスタートしたから懐かしいよ」


遠くを見るような懐かしい感じで話し出す。



わたしの生活を見に?





「同じような所に住まれてたのですか?


それから今の地位を築かれたなんで凄いです」



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