シュールな関係
「いやぁ 奥手ではにかみ屋だから彼女もいなそうで心配で心配で…」
だってね 奈緒くん、と真面目に語り出す社長に
『すみません、わたし味覚障害だけでな幻聴も始まりました』と
頭を下げたくなる。
そのままお酒も進み大和の心配を語り、
多恵さんとの出会いを語り、
椎名社長の舌は絶好調に個室の中に明るく響く。
「今日は幸せだよ 本当に嬉しい
多恵も思わないか?」
「ふふ そうですね
私も緊張たけど奈緒ちゃんのおかげで今日は大和君とも
楽しくお会いできて良かったわ」
わたしの態度に少し異変を感じつつも
安堵の微笑みを返してくれる多恵さん
今度、ちゃんと説明するから多恵さん ゴメンね!
「それで、二人は今後どうしたいの?
俺に紹介するってことは一緒に住むとか入籍を考えてる訳だろ?
好きにしていいんじゃねぇの?
別に一緒に住んでる訳じゃないし、関係ない
おっさんのくせに子供に機嫌を取ることするなよ
今後の事は二人で決めてくれ
俺は別に文句ねぇし」
なんだかちょっと引っ掛かる言い方に聞こえる
認めてるけど勝手にしろと棘を含ます感じて・・・
「まだそこまでは考えてないが
今日は大和に紹介をしたかっただけだ
先に大和をきっちりと椎名家の籍に入れるのが先決だと考えてる
その方向で一緒に考えてくれないか?」
だってね 奈緒くん、と真面目に語り出す社長に
『すみません、わたし味覚障害だけでな幻聴も始まりました』と
頭を下げたくなる。
そのままお酒も進み大和の心配を語り、
多恵さんとの出会いを語り、
椎名社長の舌は絶好調に個室の中に明るく響く。
「今日は幸せだよ 本当に嬉しい
多恵も思わないか?」
「ふふ そうですね
私も緊張たけど奈緒ちゃんのおかげで今日は大和君とも
楽しくお会いできて良かったわ」
わたしの態度に少し異変を感じつつも
安堵の微笑みを返してくれる多恵さん
今度、ちゃんと説明するから多恵さん ゴメンね!
「それで、二人は今後どうしたいの?
俺に紹介するってことは一緒に住むとか入籍を考えてる訳だろ?
好きにしていいんじゃねぇの?
別に一緒に住んでる訳じゃないし、関係ない
おっさんのくせに子供に機嫌を取ることするなよ
今後の事は二人で決めてくれ
俺は別に文句ねぇし」
なんだかちょっと引っ掛かる言い方に聞こえる
認めてるけど勝手にしろと棘を含ます感じて・・・
「まだそこまでは考えてないが
今日は大和に紹介をしたかっただけだ
先に大和をきっちりと椎名家の籍に入れるのが先決だと考えてる
その方向で一緒に考えてくれないか?」