シュールな関係
「あぁ 俺は頭いいからな普通の凡人とは違うんだよ
株をしたり投資して儲ける」
じゃ…全部自分で稼いでるわけ?
ぐぐっ・・・何だか腹が立つわ
バカな男たけと思ってたのに成功している実業家青年だなんて!
「そうだよ 奈緒ちゃん
大和は見た目と違って以外と苦労もしてるし、しっかりしてるよ」
「うわぁっ!」
びくっりするじゃない
いつのまにか一磨が横に座って飲みながら話に紛れ込んでいる。
「何であなたがここにいるのよ!?」
まるでさっきから一緒にいたみたいに超自然体!
あなた忍者かって突っ込みたくなるわっ!!
「俺? 奈緒ちゃん来るからって大和に呼び出されたんだよ」
またわたしでゲームでも始める気?
警戒をつのらせバリアを張るように二人を見る。
「奈緒、勘違いすんな
一磨にこの前の事を謝罪させるために呼んだ」
「奈緒ちゃん この前は意地悪してごめんね」
反省の顔でガバッと頭をカウンターに下げられる。
一磨の大袈裟さと大和の律儀な行動に何だが牙を抜かれた気分
何だかあらたまって言われると持ち悪い。
「もういいよ
わたしこそ叩いてしまってごめんなさい」
「ほんと奈緒ちゃん あれはかなり痛かったよ
でもちょっと新鮮で楽しかったな!」
女子に叩かれたの初めての経験だよ、と話す一磨
さっきの反省の色さはどこやらに。