シュールな関係
「探したことが労力…てことですか?

よくそんなこと言えますね!!

酷すぎますよ!! 

妖怪とか執念とか…怨霊って!


わたしがどんな目にあってどれだけ不安で、怖くて寒かったか分かります!?


お腹が空いて、ひもじくて―――…

ずっ~と雨に濡れて寒くて寒くてブルブルと震えてたのに…


頭がだんだんとボンヤリしてきて

最後には綺麗な花畑が見えてきたんですから!!


お迎えが、本当にお迎えが

向こうの世界から来てたらどうしてたんですか!!

責任取れましたか?

ホント 一之瀬さん最低!! 



もう一体誰のせいでこうなったか分かっています?


そして起きたら一之瀬さんのマンションで天国どころか地獄だったか

もう今になったらどっちか分からないわ!」


女の恨みと食べ物の恨みが重なったら、

この執念の根深さ分からせてやるっ!!



「ぷっ 花畑って、お迎えって。

そんで次は地獄かぁ?

くくっ お前 マジ本当に面白いな



そんなことは俺が絶対させねぇって・・・


あははっ マジで腹いてぇ~」


大爆笑で笑う一之瀬さんと対照にブッ~っとホッペを

膨らましてむくれ顔をするわたし。


俺が絶対させないって、どうして言い切れるの!?


ホント何様だ この人は!?

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