シュールな関係

「会社に不利益な者は誰であろうが切る。

女子だからってぬるま湯につかりながら好き勝手すのは違う。

だからお前のせいじゃないから気にするな




だけど、俺のせいで…すまなかったな」


見つめられ…ゆっくりと頭を下げられる


「エッ!?」

「何だよ」 

「初めての…謝罪…ですよね?」

余計なことは覚えてるな、と言えわれるが

聞き慣れない言葉に何だがむず痒い気分になる。

「謝罪? そ、そうですよっ 

それなりに責任とってもらわないと」と

誤魔化すように茶化して答える。


「晴人に、ちゃんと考えろって言われただろ?

だから、俺なりに考えたからちゃんと伝えておくぞ


俺はお前を大事に思っている


責任を取って欲しいと言うなら

これからは俺の傍にずっといろ

俺がちゃんとお前を守るから、そばから離れるなよ


・・・・よし



言いたいことは言ったし

仕事を済ませないとな!」


わたしの頬に手を当てて額にチュッと優しくキスをすると

綺麗な笑顔が爽やかに輝く…




な…何が起こったの!?

一之瀬さんが…変だよ

素直で…こんなこと言うキャラじゃないでしょ!!?



わたしはいきなりの一之瀬さんのセリフに


言葉すら出ずに・・・硬直して


みるみる顔が真っ赤になり顔が火照る





そしてベッドから…また覗き見を擦るように

事をする彼をコッソリ見る。



何度も触れらた大きな手

髪を撫でられる感触


暖かい胸に触れた肌の温度


艶っぽい瞳はいつも綺麗で


そしてうすい唇

あの唇に触れだんだ…


一度は鰻屋でされた契約のキス。

そして記憶のない二度目は記憶のない時のキス。

そしてさっきの優しく触れた頬のキス。





やばいっ!

なんだか胸がドキドキとして止まらない



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