シュールな関係
母がいなくなって暫くすると


父はわたしに手を上げ始めた。


殴る蹴るの暴行…


顔が腫れあがり

学校にいけない日も続いた。



競馬に負けると暴れまくる父


パチンコ…野球賭場…競輪


負けるとどこからか

お金を調達してきては繰り返す。




父が暴れると

「姉ちゃんには手をだすな!」

わたしの上に

覆いかぶさるように盾になって

晴人が守ってくれた。




「なんだぁ 生意気なやつだ

晴人 どきやがれぇ!」


と怒りあらわに

荒れ狂いながら晴人を

蹴りまくる父・・・





晴人の体中にも痣が増えて

二人で必死に耐えた。




こんな親と同じ血が

繋がってるとは死んでも

思いたくもなかった。


いや・・・

いっそのことどこかで

野垂れ死んで欲しいとどれだけ

望んだか分からない…
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