シュールな関係
「記憶にないだろ?


それにお前は

俺に断る権利ないからな」


自信に満ち、椅子にふんずりかえって座り腕を組んでる姿―――


いや、いや

それっておかしいでしょ!?




言ってる意味も不明だけど

どう見てもその姿・・・



お願いじゃなくて


それ…いつもの


絶対命令でしょ!?



人に物事を頼む時は

頭を下げて『お願いします』

って習わなかった?



この偉そ~すぎる姿は

なんなのよ!!



突っ込みたくなるが

言える訳もないし



この一之瀬さんの無茶ぶりから

逃げる策を考える・・・



「いやいや だって 

一之瀬さんモテるでしょ? 


他に頼める人 

沢山いるじゃないですか?」



何でわたしがしないといけないの!?




留美が聞いたら泣いて喜ぶよ


「そうだ!


代わりにわたしが一之瀬さんの相手の

応募かけましょうか?



立候補する子も沢山いると

思うし、もしよければ

確実に即OKする子のリストも作りますよ?」



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