シュールな関係
ぎゃあぁぁっ―――――!!

それ以上は言わないでぇ~っ!



「す…すみません」

痛いところを突かれ委縮する






「その上 飲み会やカラオケ

でも俺にいいように女を

押し付けてさ~


うまく使われてやってると

思うけどなぁ?



それらについて神崎が言い返すだけの力があれば聞いてやる」




さわやかな笑顔と裏腹の意地悪い言葉でわたしをグサグサと追い詰める…



「先輩に恩を返すのは

後輩として当たり前だよな?



それすら出来ないような後輩に

育て上げたつもりはないんだけどなぁ



それとも自ら粗大ごみ行きにして欲しいか?」




グサリ ザクリと小刻みに刺された上、


痛恨の一撃が突き刺さる。



「ま、参りました・・・」


「参りましたじゃないだろ


『是非、引き受けさせて下さい

お願いしします』だろ?」


勝ち誇った顔で頭を押さえられ


「お…お願いします

ぜ…是非…引き受けさせてく…ださい」と言わされた。



む・・・無念・・・





「はぁ 仕方ないな


少々役不足だが手伝わせてやるよ」



ご機嫌が戻った王子の口調


何が役不足ってぇ!?


う~っ憎たらしい~~っ





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