《完》闇を抱えた天才少女
前の人が喋り終えて次は私の番。
司会の人が作品について聞いてきた。
それから私はその作品について答え
次は、主演女優賞の大賞の発表。
この大賞は、注目度が他の大賞よりも
高い。
だから、みんなが舞台に集中している。
司会の人が変わり大賞の人が書いてある
紙を開いた。
『では、主演女優賞の大賞を
今から
発表させてもらいたいと思います。
第〇〇回、主演女優賞の大賞は、
山本 晴さんです』
山本晴。
そう、私。
やったーーーー!
嬉しい。
こんな光栄なこと本当にない。
こんなにたくさんの私より上手い
演技ができる女優さんが
たくさんいるのに
しかも、たくさんの女優さんがいるのに
私を選んでもらえたことが嬉しい。
でも、簡単には喜べないんだ。