《完》闇を抱えた天才少女
アメリカで



アメリカに着くと


全てが違った。





私、これからこの国で頑張るんだ…



英語は猛勉強したけど


外国の人に英語で話したことないから


まだまだ不安が多い。




確か社長が


日本の国旗を持った人が待ってる



って言っていたよね…



歩きながら探していると



日本の大きな国旗を持った人が


私めがけて国旗を大きく振っていた。



さすがにそこまでしなくても分かるよ…



と思いながらその人の方へ歩いていった




すると、



「こんにちわ!


ようこそアメリカへ」



日本人じゃないのか?



と思うようなペラペラな日本語で



そう言ってきた。



「これから、よろしくお願いします!」




そういうと



「晴ちゃん、すぐに行くよ!」



「え?」



そう言われながら車に連れて行かれた、




もしかしてこの人、本当は



社長の知り合いでもない


人で私を拉致したのかな?


そんな考えを頭の中によぎった。




すると、



「晴ちゃん!


今からオーディションいくよ!」



と言われた。



説明を聞くと



今から受けるオーディションは、


有名なアメリカのドラマで


今回は日本の少女の役のオーディション


に私は出るみたい。





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