《完》闇を抱えた天才少女



「晴!!」



って空港で呼ばれて




大翔くんが私の方へ走ってきて。



なんでここにいるの?って聞いたら、


「波美に晴が今、アメリカ行ったって


言われて今なら間に合うかな


って思って来た。」


「ごめんなさい、


私も言えなくてすいません。



「本当だよ!なんで言わねぇんだよ」


「大翔くん、たくさんのカメラに


囲まれてたし言えなかったんです…」



「そんなこと気にしなくていいんだよ。


あと、敬語はやめろ。」



「あ、ありがとうご…」



っていうやりとりをして、





「待ってるから。


ずっと日本で待ってるから。



日本に帰ったら伝えたいことがあるから


ちゃんと帰ってこいよ!」

って言われたんだよね。



日本に帰ったら伝えたいことが付き合って


の告白だとそのときは思ってた。






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