《完》闇を抱えた天才少女



「もしかして、


日本に帰ったら伝えたいことがある


って結婚しようってことだったの?」



と大翔くんに言うと



「なんでそんな直球で言うんだよ」



と言ってきた。



否定しないってことはそういうことなのか。




「え?もしかして


大翔くんは、待ってるから!


って言葉がイコール付き合おう!


だったの?」



と聞くと



照れながら



「あぁ、」



と返された。







分かりにくい!!、


分かりにくいよ大翔くん。




きっとそれはわからない。



じゃあ、今まで大翔くんは私と付き合ってる


って思ってたってこと?



それは、なんか申し訳ない。

とりあえず私は付き合ってると思ってなかった


って今伝えるのは可哀想だから


とりあえず何も言わないでおこう!



まぁ、私も好きだったんだし。





「それで、プロポーズの返事は?」




あ!そうだ


プロポーズされてたんだった。



「こんな無職の私でいいの?」



「うん。」



「じゃあ、結婚しよ!」



きっと両思いになるって凄いことだ。


私は嬉しくてOKした。



だってこの状況の私でも


好きだ!って言ってくれるんだよ?


好きな人に!




これ以上、幸せなことってないよね?





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