《完》闇を抱えた天才少女
「あと、“社長さん”じゃなくて
“社長”でいいよ。」
「わかりました」
「今後のことを話しておくとね
この隣にいる女の人のが今日から君の専属の
マネージャの小林さんだよ。
明日からはまず演技レッスンを中心に
頑張ってもらうよ。」
「わかりました。
小林さんよろしくお願いします!」
「よろしくね、私のこと小林さんじゃなくて
下の名前の雪菜(ゆきな)さんって呼んで」
雪菜さんは、優しそうな人で
親しみやすそうな人だった。
「あと、明日から
芸能学科高等学校
に通ってもらうよ。」
社長からそう言われた。
「わかりました。」
「え??
嫌だとか。
急すぎません?
とか言わないの?」
社長がそう驚いた顔で言ってきた。
「私、昨日に学校辞めてきたんですよ」
「「そうなの?」」
社長と雪菜さんの声が又、ハモった。
「はい、それくらい
この仕事にかけてるんで。」
「それは、いいことよ。
益々、私のやる気も上がってきたわ!」
雪菜さんがそう言った。