《完》闇を抱えた天才少女
「ここは30階建ての建物なんじゃ」
「そんなに高いんですか?」
「ふむ。
晴ちゃんは、25階が部屋じゃ。」
「そうなんですか。」
「あ、ほれ。着いたぞ。」
「隣に住まわれてる方のところまで距離が
けっこうあるんですね。」
「いや、この25階全てが
お前さんの部屋じゃ。」
「えーーー?」
私が腰が抜けるかと思った。
ホテルみたいな部屋でもう家具も備え付けて
あり、1人で住むにはもったいないくらいの
広さ。
すごいな。
この世界はこんなのが普通なのかな?
感覚がおかしくなりそうだった。