《完》闇を抱えた天才少女
「この人が
山下先生だよ」
そして、校長先生の隣にいた人が
前へ一歩出て
「よろしく晴ちゃん。
うちのクラスの子たちは、みんないい子だから
きっと晴ちゃんもすぐに溶け込めると思うよ」
“晴ちゃん”
って呼ばれることに驚いたけど
今はあえて突っ込まないことにした。
「よろしくお願いします。
その言葉を聞いて少し安心しました。」
その担任の先生は、若そうだったけど
頼りがいのある先生ぽかった、
生徒からの人気も高そうな先生
っていう第一印象だった。