鬼と花
その男は突然目の前に現れた。
「復讐がしたいか?」
男はニヤつきながらそういった。
胡散臭いを絵に書いた様な顔をしていた。
「力が欲しいか?」
男にもう一度聞かれた。
答えなんて決まってる。
「復讐してやる...顔はこの目で見た。足りないのは力だけだ。だから....俺に...力を寄越せ!!!!」
ニヤリ
「相わかった。」
男は俺を『羅刹』にした。
そして刀と共に新たな名前をもらった。
俺の名は...
「斬鬼(ざんき)。」
髪が白く染まった。