生徒会長が私を好きな理由
ローズさんと別れて家に帰宅した私は、部屋の明かりも付けないでそのままベットにダイブ。
ポケットに入れたままのスマホに手を伸ばして、泉と由愛に電話して話を聞いてもらおうかと思ったけど…手が動かなかった。
私の心は時間が止まったようだった…
そしてあっという間に夏休みは終わり、二学期が始まった。
「亜香莉~泉~」
いつもより早めに学校に行き教室で泉と話していると、登校してきた由愛が私達に駆け寄って来る。
「夏休みはどうだったー?」
「ほぼ3人で会ってたでしょうが」
「あ、そっか」
「アハハハ」
悠生にフラれてから、私は友達とよく遊ぶようにしてなるべく考えないようにしていた。
親友2人にも悠生との事は話してないし、何度か海音とも会ったけど話せなかった…
「そういえば亜香莉は会長とどうなのよ~夏休み中なんか進展あった?」
「…ないない」
由愛質問に明るく答えた私だったが、あれから悠生とは連絡も取っていないしもちろん会ってもいない。
悠生があの時の事をどう思っているか気になるけど、怖い方が先に立ってしまうのが現実だ。今日は久しぶりに悠生に会うから憂鬱…
「ほらほら…噂をすれば来たよ」
ニヤニヤする泉の目線を辿ると悠生が教室に入って来て、クラスの女子に囲まれていた。
悠生を見た途端…胸がチクリと痛んだあとドキドキとうるさくなる…
まだ悠生のことが好きなんだ。
諦めてなんかないだな私…
女子達をかわして自分の席に座る悠生とちらっと目が合い、私は全力で顔をそらしてしまった…
やっぱりダメだ。普通にしてようって思ってたけど、そんなふうに振る舞えないよ…
「亜香莉ー!」
教室のドアから海音が私を呼び、こっちに手招きしている。私は泉と由愛に断りを入れた後海音に小走りで近づいた。
「今日って生徒会あるのかな?亜香莉会長から何か聞いてる?」
「えっ」
ポケットに入れたままのスマホに手を伸ばして、泉と由愛に電話して話を聞いてもらおうかと思ったけど…手が動かなかった。
私の心は時間が止まったようだった…
そしてあっという間に夏休みは終わり、二学期が始まった。
「亜香莉~泉~」
いつもより早めに学校に行き教室で泉と話していると、登校してきた由愛が私達に駆け寄って来る。
「夏休みはどうだったー?」
「ほぼ3人で会ってたでしょうが」
「あ、そっか」
「アハハハ」
悠生にフラれてから、私は友達とよく遊ぶようにしてなるべく考えないようにしていた。
親友2人にも悠生との事は話してないし、何度か海音とも会ったけど話せなかった…
「そういえば亜香莉は会長とどうなのよ~夏休み中なんか進展あった?」
「…ないない」
由愛質問に明るく答えた私だったが、あれから悠生とは連絡も取っていないしもちろん会ってもいない。
悠生があの時の事をどう思っているか気になるけど、怖い方が先に立ってしまうのが現実だ。今日は久しぶりに悠生に会うから憂鬱…
「ほらほら…噂をすれば来たよ」
ニヤニヤする泉の目線を辿ると悠生が教室に入って来て、クラスの女子に囲まれていた。
悠生を見た途端…胸がチクリと痛んだあとドキドキとうるさくなる…
まだ悠生のことが好きなんだ。
諦めてなんかないだな私…
女子達をかわして自分の席に座る悠生とちらっと目が合い、私は全力で顔をそらしてしまった…
やっぱりダメだ。普通にしてようって思ってたけど、そんなふうに振る舞えないよ…
「亜香莉ー!」
教室のドアから海音が私を呼び、こっちに手招きしている。私は泉と由愛に断りを入れた後海音に小走りで近づいた。
「今日って生徒会あるのかな?亜香莉会長から何か聞いてる?」
「えっ」