生徒会長が私を好きな理由
この日始業式の為授業は午前中で終わり、HRが終ると私達は生徒会室にいた。悠生が用意してくれたファーストフードの昼食を食べながら話すのは、二学期の大イベントである文化祭の事だ。
「僕も賛成です!」
体育祭の時のようにまた生徒達のコスプレの案が出ている中、私はポテトを食べながら皆の意見を聞いていた。ちらっと悠生を見ると飲み物を飲み、うーんと考え込んでいる様子。
二学期が始まってまたこうして悠生と会えるようになったのは嬉しいけど…前のようなドキドキワクワクする気持ちは今はないな。
当たり前だけどまだ悠生のことは好き…
だけど…どう好きでいたらいいのかわかんない。
恋愛なんてまるで興味無いような人をずっと好きでい続ける事ってどうなんだろう。でも気持ちの切り替えなんて出来ない…
どう考えたってまだ悠生が好きだから…
「亜香莉。お前は文化祭のコスプレについてはどう思う?」
「へ?」
文化祭とは全く違う事を考えていた私は、悠生にそう振られて急に焦る。
「え、えっと…いいと思うよ!ただ文化祭はクラスこどにテーマを設ける事にしたらどう?体育祭は個人でそれぞれ衣装があったけど、文化祭はクラスでやる出し物によって衣装も決めるの」
いきなり問いかけられて焦って出てきた言葉に、後から自分でいいアイデアだと気づく。
「いいねそれ!じゃあ各クラスの出し物に合う衣装を必ず決めなくちゃいけない事にしたらどう?制服での参加禁止!全員クラスごとに決めたコスプレ衣装で文化祭に参加すること」
「いいですねそれ!」
「賛成!」
悠生を除く3人がイエーイと嬉しそうにハイタッチする。私はホッと安心した中悠生とちらっと目が合った。
「いい提案だ」
すると悠生は優しく微笑み、私にそう声をかけてくれた。
胸がきゅっと締め付けられる…
悠生に褒められてすごく嬉しかった。
「僕も賛成です!」
体育祭の時のようにまた生徒達のコスプレの案が出ている中、私はポテトを食べながら皆の意見を聞いていた。ちらっと悠生を見ると飲み物を飲み、うーんと考え込んでいる様子。
二学期が始まってまたこうして悠生と会えるようになったのは嬉しいけど…前のようなドキドキワクワクする気持ちは今はないな。
当たり前だけどまだ悠生のことは好き…
だけど…どう好きでいたらいいのかわかんない。
恋愛なんてまるで興味無いような人をずっと好きでい続ける事ってどうなんだろう。でも気持ちの切り替えなんて出来ない…
どう考えたってまだ悠生が好きだから…
「亜香莉。お前は文化祭のコスプレについてはどう思う?」
「へ?」
文化祭とは全く違う事を考えていた私は、悠生にそう振られて急に焦る。
「え、えっと…いいと思うよ!ただ文化祭はクラスこどにテーマを設ける事にしたらどう?体育祭は個人でそれぞれ衣装があったけど、文化祭はクラスでやる出し物によって衣装も決めるの」
いきなり問いかけられて焦って出てきた言葉に、後から自分でいいアイデアだと気づく。
「いいねそれ!じゃあ各クラスの出し物に合う衣装を必ず決めなくちゃいけない事にしたらどう?制服での参加禁止!全員クラスごとに決めたコスプレ衣装で文化祭に参加すること」
「いいですねそれ!」
「賛成!」
悠生を除く3人がイエーイと嬉しそうにハイタッチする。私はホッと安心した中悠生とちらっと目が合った。
「いい提案だ」
すると悠生は優しく微笑み、私にそう声をかけてくれた。
胸がきゅっと締め付けられる…
悠生に褒められてすごく嬉しかった。