カルテットリバーシ
お休みの日の明るい昼間に行った方がいいだろうっていう美夕ちゃんの提案に、緋色の部屋へ行くのは日曜日のお昼頃に決まった。
きっとどこかでご飯を食べて、それから緋色の部屋に行くような。緋色と付き合い始めてから何度かそういう流れの休日を過ごした事があった。
でも、今回は以前までのそれとは何かが違うような、引っかかる不思議な感じ。
胸騒ぎとは違うけれども、私達の関係は今までと確実にちょっと違うものになっているような気がした。
それは、緋色がゆきさんに振られたからだろうか。
それとも。
緋色の様子を私に伝えるために、一週間以上ずっと緑君と連絡を取っていた。それこそ、おはようから、おやすみまで。学校が終わった後も、私の心配をして、今何してるのか、おもしろいテレビやってるよとか、宿題の事、美夕ちゃんの事、緑君からはたくさんのメッセージが来ていた。
緑君がとても近い存在みたいに感じて、それがとても、嬉しくて。
緋色の隣りは落ち着くし、緋色とまた話せて嬉しいと思う反面で私の心の中のほとんど全部は、もう緑君に染まっているような気がした。
だから緋色との関係に違和感を感じるのだろうか。
引っかかる何か。
このままみんなで楽しいまま過ごせればいいのに。
きっと、もうそういうわけには行かないんだろうと、心のどこかで知っている気がした。
きっとどこかでご飯を食べて、それから緋色の部屋に行くような。緋色と付き合い始めてから何度かそういう流れの休日を過ごした事があった。
でも、今回は以前までのそれとは何かが違うような、引っかかる不思議な感じ。
胸騒ぎとは違うけれども、私達の関係は今までと確実にちょっと違うものになっているような気がした。
それは、緋色がゆきさんに振られたからだろうか。
それとも。
緋色の様子を私に伝えるために、一週間以上ずっと緑君と連絡を取っていた。それこそ、おはようから、おやすみまで。学校が終わった後も、私の心配をして、今何してるのか、おもしろいテレビやってるよとか、宿題の事、美夕ちゃんの事、緑君からはたくさんのメッセージが来ていた。
緑君がとても近い存在みたいに感じて、それがとても、嬉しくて。
緋色の隣りは落ち着くし、緋色とまた話せて嬉しいと思う反面で私の心の中のほとんど全部は、もう緑君に染まっているような気がした。
だから緋色との関係に違和感を感じるのだろうか。
引っかかる何か。
このままみんなで楽しいまま過ごせればいいのに。
きっと、もうそういうわけには行かないんだろうと、心のどこかで知っている気がした。