すき。
桜が枯れ終わる4月の半ば。
どこの高校も入学式や始業式で盛り上がっているはずだ。
私の学校でも始業式がある。
毎年クラス替えをすることになっているため、今年も昇降口にクラス表が貼り出されている。
皮肉なことに1年の頃に仲の良かった子たちは皆別々のクラスだった。
私は2年A組だった。
4階にある教室を目指し、足を運ぶ。
教室のドアに手を掛けた。
ドアを開け教室を見回すと既に何名か席についていた。
「ゆーりーあー!!」
「わぁあ、だだだ誰?!」
突然、後ろから声をかけられ、振り向くと、一年の頃、他クラスだったのにそこそこ仲良くなっていた【あんこ】こと東城杏子(とうじょう あんず)がそこにいた。
「あんこと同じクラスだよ!」
「マジで!クラス表にあんこの名前あったー?」
ふざけて言ってみるとあんこはぷくっと頬を膨らませ怒った顔をした。
「うそうそ、よろしくね」
「うん!!」
どこの高校も入学式や始業式で盛り上がっているはずだ。
私の学校でも始業式がある。
毎年クラス替えをすることになっているため、今年も昇降口にクラス表が貼り出されている。
皮肉なことに1年の頃に仲の良かった子たちは皆別々のクラスだった。
私は2年A組だった。
4階にある教室を目指し、足を運ぶ。
教室のドアに手を掛けた。
ドアを開け教室を見回すと既に何名か席についていた。
「ゆーりーあー!!」
「わぁあ、だだだ誰?!」
突然、後ろから声をかけられ、振り向くと、一年の頃、他クラスだったのにそこそこ仲良くなっていた【あんこ】こと東城杏子(とうじょう あんず)がそこにいた。
「あんこと同じクラスだよ!」
「マジで!クラス表にあんこの名前あったー?」
ふざけて言ってみるとあんこはぷくっと頬を膨らませ怒った顔をした。
「うそうそ、よろしくね」
「うん!!」