好きっていうまでは


12月25日。クリスマス。

ぱぱがニューヨークから送ってきたドレスと、その他もろもろ一式を身に付ける。


鏡で変なところがないか確認した。

「彩華、すごく似合ってる。写真撮っちゃお」

ままは、携帯で私をパシャパシャ撮る。

「あ。もう出る時間。行ってくるね」

「気をつけてね!」


私が玄関を出ると、陽輝もちょうど出てきた。

「なんでそんなに可愛くなるんだよ、彩華は…」

「何言ってるの。早く行こ。」

私たちは、下まで降りると美佳ちゃんの車が待っていた。

車に乗り込む。
< 126 / 252 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop