好きっていうまでは
クリスティは、私とよく遊んでくれたから、覚えてた。

すこし大人になってて、すぐには分からなかったけど。


「皆さん。今日は集まってくれてありがとう。

懐かしい感じがする。今日は、楽しみましょう!」

美佳ちゃんの挨拶で、場が盛り上がった。



音楽が流れて、みんなすごくノリノリ。

私は踊れないから。


「彩華。なにしてんの。るいんとこ行かなくていいの?」

「陽輝。神木くん、どこにもいなくて。」

「まじ?んー。確かに、ここにはいないみたいだな。

トイレとか?」


私は、言われて探しに行った。


「ねぇ?お願い。だめ…?」

美佳ちゃんの声。

私は、その声をたどっていくと廊下に美佳ちゃんの姿が。


…えっ。

私の目に映ったのは、神木くんと美佳ちゃんが抱き合ってる姿。

嘘でしょ。でも、なんで?
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