好きっていうまでは

だから初詣も、2人で行かなかったし。

結局、クリスマスだけだな、イベントやったの。


宿題もやりたくねーし。

寝るか。

俺はベッドに横たわった。


ピンポーン。

んだよ。こんな時に。

母さんが出てくれるか。


「るいー!お客さん来てくれたわよー」

は?客って誰だ?

俺は、玄関まで行って立ち尽くした。

目の前にいるのは、美佳とかいう女。

彩華のいとこだ。


「なにしにきたんだ?」

「えぇー?この前も来たじゃぁーん?」

まさか、まだ付きまとう気かよ。

家にいれるわけないから、玄関の外に出させた。
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