好きっていうまでは

最高のプレゼントを

【side るい】


今日もいつも通り登校する。

教室いくと、彩華がいる。

朝からにやける俺。


やめよ。これ見られた怖がられそう。


「彩華おはよ」

「あ。おはよう」

おはようっていう時の、彩華の顔好きなんだよなぁ。

ちゃんと笑顔で言ってくれるってか、

その笑顔も、すげー清楚で可愛いんだよな。


「神木。あとで、話ある。」

「俺に?」

「そゆこと。昼休み屋上」

森が俺に、それだけ言って自分の席に戻る。

森が俺に話なんて珍しいな。



昼休み言われた通り屋上に行く。

「話ってなんだー?」

「今月の、6月20日は彩華の誕生日って知ってた?」

「なんだよそれ。知らねー」

「やっぱりねー」

森はそれだけ言って、黙った。

「おい。なんだよ」

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