好きっていうまでは
やっと、彩華の誕生日がきた。
俺はいつも通り、彩華と帰ってその後会場に行った。
会場は、陽輝の別荘らしい。
陽輝といい、彩華といい財閥ほどのお金を持ってるんだな。
陽輝が彩華を会場まで連れてくんのは不服だが、
予定だし、森にそう言われたからしかたない。
会場に入ると、もう森がいた。
「遅い!」
「わ。すげーなこれ。ひとりでやったのか?」
「当たり前でしょ?さ、神木も早くやって!」
家の中は、飾りつけされててリボンやらなんやら。
俺もそれをつける。
時間はもう5時半か。そろそろ陽輝から連絡くるよな。
「もしもーし。あ。おっけー。こっちも今終わったところ!
うん。わかった!じゃーね」
「彩華たちもう出るってー!」
「そうか。」