好きっていうまでは

「神木?」

「ん?」

「彩華に何もあげないの?なにも持ってきてないじゃない」

「あぁ。それは…」


「ぶっ!神木らしくなっ!」

森は腹を抱えて笑う。

確かに…俺らしくないかもな。

「あ、多分もうすぐ来るから電気消して。」


俺らは電気を消して、彩華たちを待った。

ガチャ。

「えっ?ここ、陽輝の…」

彩華の声と同時に俺と森はクラッカーを鳴らした。

「誕生日、おめでとー!」

「えっ。あっ。」

なんだよその顔。驚いてるし、頭にクラッカーから出たテープついてるし。

可愛すぎんだよ。

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