好きっていうまでは

「なーに?嬉しくないのー?」

「あ、あ。ありがとう。嬉しい…」

「ま、座れよ。」

テーブルに載せられた豪華…?な食事を囲むように座る。

もちろん俺の隣が彩華。


「あ。それでみんな私に好きなものを?」

「そーだよー!はいっ。これは私から!」

森は早くもプレゼントを渡した。


「わっ。ありがとう。」

「彩華の女子力さらにアップさせるために色々買ってみた!

使ってね?それで、神木のことさらに落としちゃいなっ!」

森は冗談っぽく言ったけど、シャレになんねーよ。


「ん。これは俺と家族みんなから」

陽輝が渡したのは冊子だ。
多分、アルバム…だろうな。

「あぁー!これ、懐かしいっ。

ありがとうっ!」

ほんとに嬉しそうにしてる彩華。

よかった。たまにムリしてんだ彩華は。
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