好きっていうまでは
嘘か本当か、わからないけど…
「ほら。濡れちゃうからはいって?」
「あ、ありがとう」
私は、傘に入れてもらい雨をしのぎながら帰ることが出来た。
「あのさ、陽輝となんであんなに仲いいの?」
「あー。それは、私と陽輝が「しかも!陽輝って呼び捨てしてるし!」
私の説明も聞かずに!
「陽輝は私の幼馴染みなの」
「だからって、下の名前で呼ぶの?
だったら、俺も下の名前で呼んでよ」
…なんで!?
「ほら!呼んでよ。まさか俺の下の名前忘れちゃった?」
「それは、覚えてますけど…なんで下の名前で?」