好きっていうまでは
「はい?なーに言ってんだよ。これが誕生日プレゼントなわけないでしょ?」
「え?」
「目、つぶって」
私は言われた通りに、目をつぶった。
首にひんやりとした感覚。
「開けていいよ?」
私は目を開けて首元を見た。
「え。これ。」
ネックレスだった。ハートの形の。
「柄じゃないとは思ったんだけどさー。
これが一番無難だっておもっ…「ありがとうっ!」
私は神木くんに抱きついた。
「柄じゃないとか、そんなのどうだっていい。
嬉しいよ。本当にありがとう。」
「そう?ならよかった。」