好きっていうまでは

「なにあれ、いう必要性あるの?」

きっと、なにかしらの理由はあると思う…

「うまいよ!お姉さん!」


私たちはもうほぼ無視。


「はい、じゃ合計で700円になりまーす」

「じゃ、これな?」

700円きっちり出す男性。

この人きっと優しい人なんだろうな。

でも、やっぱり軽い感じの人なのかな。

髪の毛も、赤茶に染めてるみたいだし。

お金を確認しようとしたら紙も一緒に渡された。

「え?これは。」

「なか見て。それにメールして。

俺、本当に君に興味ある。」

紙にはメールアドレスが書かれてた。


「じゃ!ここのお姉さんたち可愛かったつて宣伝しとくわ!」

集団は出ていっても、まだまだ女の人は入ってくる。

その波が終わると次は男の人。


交互にやって、やっと午前が終わる。
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