好きっていうまでは
「はぁ。奈央、1人で回るの?」
「いやー、どうしようと思ってて。」
「だよね。あ、陽輝多分ひとりだよ?」
私はさりげなくそう言った。
「ほんと?じゃ、相原と行こう。相原ー?」
そう言って、陽輝を探しに行った。
「彩華。俺らもそろそろ行こ。」
「うんっ」
神木くんと、校内を回る。
すれ違う女の子からでる言葉は、かっこいいと、イケメン。
私なんて釣り合わないって、思われてるよね…
「あーやか!そこ座ろっか?」
ベンチに座る。
人で賑わう学校内。