好きっていうまでは
「わかった。もう、充分わかった」
「え。」
別れようって言われたら…どうしよう。
でも。仕方ないよね…
「好きなの。俺は彩華が大好き。
めっちゃ好き。死ぬほど好き。好き好き好き。」
好きを連呼されて、なぜか緊張する私。
「だから、俺だけを見てて。彩華の、可愛い笑顔も、
歩き方も、照れてる顔も、悲しい顔も。
全部俺だけに見せて?他の男に見せちゃダメ。約束な?」
「うん。」
「彩華は可愛い。他の奴らと比べんな。
彩華は彩華。俺が好きになったんだから、彩華は俺の一番輝いてる人なの。
わかる?この気持ち。」
「うん。わかる。私も神木くんが一番だもん。」
「は、え。ちょっ。」
「え?」