好きっていうまでは
「…まぁ。そうだな」

気を悪くさせちゃったかな…

「ごめんね?今は2人だしいいでしょ?」

るいの顔をのぞき込む。

少し戸惑って、いつも通りの笑顔になった。


「そんな顔されたら、なんも言えねーっての」

軽くキスされた。

「じゃ、また明日な。」


翌日。

私は授業中、体調が悪くなって保健室に向かった。

中に入ると先生が誰もいなかった。

「ベッド借りまーす」

私はそう言ってベッドに横になろうとしたら、保健室のドアが開く。

誰だろう。先生かな?


「あれ?クリスティ」

「彩華。見てこれ、突き指しちゃったよ」

左手を見せながら、湿布のあるところを聞いてきた。

教えてあげると、貼り始めた。
< 220 / 252 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop