好きっていうまでは
距離
最近はもうほんとに寒くて、冬本番が始まった。
私は未だに、るいと仲直りもしてなければ、
話してもいない。
登下校も一緒にしなくなった。
周りからは自然消滅って言われて、
るいはまた女の子に付け回されてる毎日。
「なになに、喧嘩?」
「まぁ。そんな感じ…」
私はまだクリスティのことも曖昧なままにしていた。
クリスティはまだ待ってくれてるのか。
それすらも分かっていない。
最近、思考回路が停止したようにボーッとすることが増えた。