好きっていうまでは
聞かせたかった言葉
【side 彩華】
「神木さーん!聞こえますかー?聞こえたら返事してください!」
ガラガラガラガラ。
るいを乗せたストレッチャーはどんどん進んでいく。
「るい!目を開けてっ。お願い。」
私も必死に声をかけるけど、全然目を開けない。
「来れるのはここまでですからっ。
あとは我々に任せてください。」
看護師の方に、そう言われた。
治療室の前で、ひたすら待った。
その間、奈央やるいのお母さんも来た。
るいのお母さんは泣きもせず、ひたすら待った。
「神木さーん!聞こえますかー?聞こえたら返事してください!」
ガラガラガラガラ。
るいを乗せたストレッチャーはどんどん進んでいく。
「るい!目を開けてっ。お願い。」
私も必死に声をかけるけど、全然目を開けない。
「来れるのはここまでですからっ。
あとは我々に任せてください。」
看護師の方に、そう言われた。
治療室の前で、ひたすら待った。
その間、奈央やるいのお母さんも来た。
るいのお母さんは泣きもせず、ひたすら待った。