好きっていうまでは

「ごめん。今日は私から先に言わせてもらうね。」

るいは黙って頷いた。

スーッと深呼吸をしてからちゃんと言った。


「るいと初めてあった時は絶対に好きになんてならないって思ってた。

私を好きになってくれてありがとう!

私は…そのおかげで変われた。

るい…」


私はそっと近付いて、抱きしめた。

と、同時にネックレスをつけた。


「は、これ。」

「まぁ…私の気持ち…かな?」

るいの首元で光るリング。

指のサイズはしっかり合ってる。

あえてネックレスにしたのに訳なんてないけど。


「ありがと。すげー嬉しいっ」

そう言って笑った顔は子供のように無邪気で、

すごく輝いてた。
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