好きっていうまでは
当日
『第42回体育祭を始めます』
私たちは朝日を浴びながら、準備運動をする。
足は…当たり前だけど完治はしてない。
だけど、昨日の痛みに比べたら全然痛くない。
それぞれのクラスの席にいく。
席につくとすぐに、短距離走の人は招集がかかった。
私は、短距離走の待機場所に移動していた。
「おっはよ!芝ちゃん!」
「おはよう。神木くんも短距離走?」
「そー!頑張って1位とるから見ててねー」
神木くんは、ニコニコしながら列に並んだ。