好きっていうまでは
この学校は、かなり設備がいいため、テラスとか、

食堂のメニューとか、私立みたい。


「そうそう。なんかさ、あたしの友達みんな彩華のこと誤解してる。」


「なんて?」

「るいとか、相原とかに好かれて調子乗ってるとか。

意味わかんないよね!確かに好かれてると、あたしも思うけどさ、

調子乗ってるとかそんなふうに思うっておかしいよねぇ!」

「いや、でも…私が近づき過ぎるというのも

なんか、行けないような気がして…」


奈央は、お弁当箱をバンっと机に置いて、

「そんなの間違ってるよ!」

そういった。


友達を否定しているのに、なんでここまで言い切れるのかな。

友達を否定して、嫌われたら、どうするの?

私が原因で、仲違いになったら…

そう思ってるはずなのに、すごく嬉しい気持ち。

奈央はすごくかっこいい。
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